映画娼年は、女性用AVだよね??
映画娼年、みました、やっと。元々私は「娼年」の原作ファンだったので、公開と同時に見たかったのですが、常に満員御礼状態で内容が内容だったので(ひしめきあった映画館で、エロ映画を見るのはなんか・・・)、空いてくる時期を待ち公開から2カ月たった6月の某日、見に行くことにしました。
・・といってもそこまで空いているというわけでもなく、公開から2カ月経つのに席は半分以上は埋まっていた。
端の、二人掛けの席の1つをキープし、公開まで隣に人が来ないことに安堵し、いざ視聴。
・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結果的には、近くに人がいなくて本当に良かった!!
通路を挟んで向こう側に、中年男性が1人で見に来ていたけど(大体の人は1人で来てたけど)、こんな私を見ないで!!誰も私の顔を見ないで!見ていいのは、パートナーだけだから!!・・と、始終感情が高ぶっていました。
こんな映画ある~?
娼年を見ている私は、娼年の主人公である”リョウ”に抱かれることを妄想し、歴代の彼のセックスを思い出し、現在のパートナーとのセックスを自己分析するという、始終エロい顔をしていたでしょう。
それほど、松坂桃李演じるリョウはリアルで、その辺の男の子のするセックスでした。
娼年 あらすじ
主人公の森中領は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、美しい女性がバーに現れた。女性の名前は御堂静香。「女なんてつまんないよ」という領に静香は”情熱の試験”を受けさせる。それは、静香が手がける会員制ボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。 入店を決意した領は、翌日から娼夫・リョウとして仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。
娼年キャスト
森中領(リョウ)

“リョウ”は、大学生の設定だったので、松坂桃李じゃちょっと老けてない?と思っていましたが、髪もふんわりさせて、若々しくて、リョウにあっていました。
闇の中でアーモンド形の瞳が憂いを含んで輝いて、なんて美しいの!!
今作では美しいお尻も、何度も披露してくれました・・・
御堂 静香

演じては真飛 聖さん。ドラマ『相棒』では、成宮寛貴の年上の恋人、悦子の印象が濃くて、こんなに暗く、重い役も出来るのかと衝撃でした。
うんと年下のリョウに真剣に愛されるシズカは、シズカと同世代である私にとって憧れの存在です。
咲良

シズカの私生児。母の代わりに、男娼のテストを、自らの身体で行う。
演じての冨手麻妙さんは、元AKBの研究生だったんですね!大きな目がキレイで、肉感的な若い身体。エロい。
平戸東(アズマ

VIP向けの特別な娼夫。
金髪の彼が、どうしてそこまで売れっ子なのかわからなかったけど、極端なマゾヒストであるとのことで、納得。
白崎恵

リョウがバイトするバーに入り浸る女。リョウがいるから、バーに行く。リョウのためにノートをとる。リョウに片思いをしている・・とわかりやすい女。
なんで中年女に身体を売るの!?汚い!!・・っ的な言葉が、中年女の心に刺さる。
若さが全て、若い自分が一番と思っている若さのおごり。(自分にもこんな時ありました・・・トホホ)
でも結局、若さではリョウをどうにもできなくて、金でリョウを買った浅はかな女。(私がメグミでもこれやっちゃうな。)
田島進也(シンヤ)

ホスト。
超イケメン松坂桃李に、恥ずかしいセリフを吐きまくる、勘違いやさん。勘違いもほどほどにね
イツキ

人のオルガスムはいろいろだなーと思わせる人。
確かに幼少期のエッチな体験って、その後のその人のエッチに影響するんですね。
ちなみに私は、父がこっそり隠していたエロ本が、すごくエッチな思い出です。
主婦

セックスレスかー。リョウくんで解消できても、また不満がたまるのでは??
こりゃ定期的にエッチできる人さがしたほうがいいかもね★
紀子

リョウに、SMプレイをねだる人妻。そのプレイは、笑いしか起こらないww
ヒロミ

スレンダーなおねえさん。スレンダーだと、なんかエロくかんじないかも。
さっぱりした、スポーティーなセックスでした。
階戸瑠李

リョウくんのせふれ。
出すだけの、つまんないセックスをしてるなーって感じ。

若い妻に、若い男を相手にSMプレイを強要する変態夫。
まじうけるーw
老女

人間国宝。人間仏像。
話すだけで、エクスタシーに達することができる老女。
人って、長く生きているとすごいことができるのね。
・・・と同時に、こんな歳になっても性を求めて生きていかないといけないのね。
お金のある人は、この老女みたいにお金でどうにかなるけど、ない人は??
男の人に、率先して身体を求められるのが30代ぐらいまでだとして、それからセックスがしたくなったら、どうするんだろう。
そういうのって、自然と枯れていくと思っていたから、この老女の性欲は、ちょっと悲しくなりました・・・。
娼年スタッフ
三浦大輔さんの映画
- 恋の渦(2012年)
- 愛の渦(2014年)
- 何者(2016年)
- 裏切りの街(2016年)
- 娼年(2018年)
非日常を、何気ない日常のように、なにもなかったかのように変えてしまう演出が上手な監督さん。
私は池松壮亮と寺島しのぶの『裏切りの町』が好き。
2人とも卑怯でエロいのに、普通の人を演じている。みんな心に欲と惰性を抱えて生きている。そんな話。
裏切りの町は、動画配信サービスdTVでみることができますよ。タダで見たければ、初回31日は無料だから、無料期間中に止めてしまえばOK
dTVでは、松坂桃李主演映画『不能犯』のスピンオフ版を常時公開しています。全5話。繊細で優しい娼年の桃李くんと真逆な、不能犯のスーパークールな桃李くん(*^^*)おすすめです!
映画娼年と小説は別物
いや別に話が違うとかそういうことではない。
小説の世界は、その人の想像力とかイメージが世界を作っていく。
ロマンティックな私の頭の中のリョウくんは、少女マンガに出てくる男の子のようにキレイだ。
出てくる女性も、ふわっとしている。だから話の美しさだけが際立つのである。
映画は逆だ。
視聴者をドキッとさせるような演出や、なまめかしい表現に溢れている。そうしないと視聴者が飽きてしまうからだ。
肉に、エロに、完全に頭は支配される。
尻!尻!尻!おっぱい!おっぱい!おっぱい!パンパンパン
それほど目と耳からはいる刺激は無敵だ。
その分、リョウくんの精神性の美しさが薄くなる。
本当のリョウくんをしりたかったら、やっぱり小説がおすすめです。
映画娼年を見終えて
すっきりしたとか、桃李とやったような気になったとかいう口コミが多かったようですが、私はものすごくセックスしたくなりました。
だって、桃李はいろんな女を気持ちよくしているのに、わたしにはしてくれないじゃん・・・
そして粗雑なセックスと、丁寧なセックス。私はどっちだっただろう・・?
女が男にしてもらうことでもなく、2人が歩み寄ってするセックス。私は単に、精子の放出作業になっていなかったかな・・・
あと何度できるかわからない、セックス。一度一度を大切に、楽しんで、楽しませてもらおうと思いました。
松坂桃李という俳優さん
松坂桃李とは、単なるイケメン俳優さんだと思っていました。私は正直、そんなに興味もなく松坂桃李が出演するものを進んで見ようとはしていませんでした。
若い今は需要があるけど、年齢を重ねていくにつれて出演回数が減っていくような、よくいるイケメン俳優さんだと思っていました。
しかし違いました。彼はなんでもできる、真の俳優さんだったのです。
普通のイケメンさんは、あそこまでしません。尻出し、乳首なめ、下半身なめ、べろちゅう。あの松坂桃李が!・・・と思うと、松坂桃李がとっても尊く感じました。
また、イラストを描く私にとってもあのエロい顔はとっても魅力的であったことに気づきます。厚みのほどよい唇。うるんだアーモンド型の瞳。
過去に松坂桃李が出演した映画・ドラマを見直してみたいと思います。